効能又は効果
- 本剤(アムロジピン・アトルバスタチン配合剤)は、アムロジピン及びアトルバスタチンによる治療が適切である以下の患者に使用する。
- 高血圧症又は狭心症と、高コレステロール血症又は家族性高コレステロール血症を併発している患者
- なお、アムロジピンとアトルバスタチンの効能・効果は以下のとおりである。
- アムロジピン
- ・高血圧症
- ・狭心症
- アトルバスタチン
- ・高コレステロール血症
- ・家族性高コレステロール血症
効能又は効果に関連する使用上の注意
- アムロジピン
- アムロジピンは効果発現が緩徐であるため、本剤は緊急な治療を要する不安定狭心症には効果が期待できない。
- アトルバスタチン
- (1)
- 適用の前に十分な検査を実施し、高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。
- (2)
- 家族性高コレステロール血症ホモ接合体については、LDL-アフェレーシス等の非薬物療法の補助として、あるいはそれらの治療法が実施不能な場合に本剤の適用を考慮すること。
用法及び用量
- 本剤(アムロジピン・アトルバスタチン配合剤)は、1日1回経口投与する。なお、以下のアムロジピンとアトルバスタチンの用法・用量に基づき、患者毎に用量を決めること。
- アムロジピン
- ・高血圧症
- 通常、成人にはアムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
- ・狭心症
- 通常、成人にはアムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減する。
- アトルバスタチン
- ・高コレステロール血症
- 通常、成人にはアトルバスタチンとして10mgを1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、重症の場合は1日20mgまで増量できる。
- ・家族性高コレステロール血症
- 通常、成人にはアトルバスタチンとして10mgを1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、重症の場合は1日40mgまで増量できる。
用法及び用量に関連する使用上の注意
- 1.
- 原則として、アムロジピン及びアトルバスタチンを併用、あるいはいずれか一方を使用している場合に、本剤の使用を検討すること。なお、両有効成分のいずれか一方を服用している患者に本剤を使用する場合は、患者の状態を十分に考慮した上で、各単剤の併用よりも本剤の投与が適切であるか慎重に判断すること。
- 2.
- 本剤(アムロジピン・アトルバスタチン配合剤)は次の4製剤がある。
- アムロジピン2.5mg/アトルバスタチン5mg
アムロジピン2.5mg/アトルバスタチン10mg
アムロジピン5mg/アトルバスタチン5mg
アムロジピン5mg/アトルバスタチン10mg
- 上記配合用量以外の用量を投与する場合は、個別のアムロジピン製剤又はアトルバスタチン製剤を用いることができるが、それぞれの成分の用法・用量の範囲内で投与すること。